☆KRB48☆の日記

週刊少年マガジンで連載している漫画について、不定期ですが考察記事を書いています。

マガジン考察記事①ドメスティックな彼女

皆様こんにちは、☆KRB48☆です。

祝!初考察記事!ということで、今回は先日完結を迎えたばかりの「ドメスティックな彼女」という作品について、思ったことを書かせていただきます。

拙い文章となると思いますが、どうか流し読みでも結構ですので、読んで下され。

※注意!! この記事は主に最終話についての考察なので絶大なネタバレを含みます!

 まだ最後まで読んでない方はブラウザバック推奨なのだ

 

目次 

 

あらすじ

ざっくりあらすじを書いていきます。

主人公、藤井夏生は自分の高校の英語教師である橘陽菜に恋している。教師と生徒という禁断の関係ゆえ決して実らぬ恋に悩みながら、友人に誘われ合コンに参加する夏生だが、そこで出会った橘瑠衣となりゆきで肉体関係をもってしまう。(は?)

数日後、父の再婚が決定し、相手方との初顔合わせで目にしたのはなんと瑠衣と陽菜。父の再婚相手の連れ子が夏生の初恋の相手と初体験の相手だったのだ!

ひょんなことからはじまる禁断の同棲生活、夏生はどうなる_______??

というトンデモ展開から様々な日常が繰り広げられていくというラブコメディになっています。


以下、いちおう最終話までのあらすじも少しだけ。

何やかんやで瑠衣と付き合っている夏生。瑠衣との間に子供も授かり、いざ結婚という矢先、陽菜が交通事故で昏睡状態に。

結婚を取りやめ、二人で陽菜を支えて生きていくことにしてから数年が過ぎたある日、陽菜の意識が戻る。

ずっと夏生を想い続けてきた陽菜の気持ちを痛いほど知っている瑠衣は、夏生との結婚を陽菜に譲ることに(いやマジか)。

夏生は陽菜との結婚式を挙げ、二人で幸せに暮らしましたとさ。ちゃんちゃん。


 

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(左:陽菜 中央:夏生 右:瑠衣)

 

陽菜と瑠衣のダブルend!?

 うーんまず思ったのが、「瑠衣endじゃないの!?最終話一歩手前のこの急な寝返り何!?」ってことですね。流石に瑠衣と子供まで作ってこれはないでしょ。

確かに一言じゃ表せないくらい3人は複雑な関係だけど、だからって瑠衣との間に子供作って陽菜と結婚!? 雑なエロ漫画の設定か。

コメディよりシリアス養分強めな作品だけに、この終わり方は許しがたいですね。

 

作者の流石景先生は以下のように述べてます。

 

あ~~なるほど、「恋」の相手は瑠衣、「愛」の相手は陽菜ってことか~~。

そういうことなら納得だわ~...

 

 

ってなるかボケェ!!!

 

 

これってダブルendってことですよね?ありえんわ。倫理観の欠片もない。(まぁもともと倫理のりの字も無いような話の設定ではあるが...。)

 

僕の勝手なラブコメ論なんですけど、僕はやっぱり、数あるヒロインの中から主人公が最後に誰を選ぶか、ということがラブコメにおける一番の魅力であり、主題であり、難しいところだと思うんですよ。

それが二人ともて。「恋」と「愛」というカテゴリで相手を分けたからOKじゃね?はちょっと許されないかな…(あくまで個人の見解です)

 

正直どっちを選ぶんだろう、とドキドキしていた僕にとってはとても残念な終わり方でした。

 

陽菜end説

見方を変えて、強引に陽菜endとして解釈することもできますね。というか、そう思った人も普通に多いのではないでしょうか。何なら僕も流石先生が上記のように言うまでそう思ってましたし。

「最終話の1話前まで順当に瑠衣ルートだったじゃん!!普通に意味わからんわ!!」という気持ちはいったん置いておいて、陽菜endとして見てみましょう。

 

最終話では瑠衣は堕ちたヒロイン、陽菜の引き立て役というポジションでしか描かれてなかったですね。何の溜めもなくすぐ登場したし、陽菜と違って見開きで描かれることもなかったし。

結婚式には梶田も出てましたが、夏生と子供を作ってしまった以上、瑠衣は梶田と結ばれることもなさそうですね。今は夏生、陽菜、瑠衣、ハルカ(瑠衣と夏生の間にできた子供)の4人で暮らしているので、瑠衣は夫じゃないただの精子提供者と、さらにその妻と一緒に子育てをしている状況にある、と考えると胸が痛くなりますね。ハルカいまは純粋無垢だから何とも思ってないんだろうけど、後々に自分の家庭環境の複雑さを知って肩幅も狭くなりそうだ。

 

まぁそんなこんなで陽菜と結婚式を挙げ、陽菜との普段の生活の様子が描かれ、自身の境遇をテーマにした私小説として夏生が「ドメスティックな彼女」を執筆...というラストとなってますが、ここで一つ、ラストの一コマに注目していただきたい。

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ドメカノ最終話 最後のコマ

 

本の帯には、「初体験から始まる恋」。

 

 

これ瑠衣のことじゃねェか!!!!

 

 

いや百歩譲って陽菜endを許容したよ?したけどさ、最後に書き上げた小説のメインヒロイン的存在を何故瑠衣にした!?!?!?

 

夏生「しょうがない、瑠衣には小説の中だけでも俺と結ばせてやるか...。」

陽菜「それがいいよ!!ナツオくん、天才!愛してる!」

ハルカ「あばばばばばwwwwwwwwwwwww」

 

陽菜のことを書いたのであれば、元々教師と生徒の時から夏生は陽菜のことが好きだったはずだから、「初体験から始まる恋」とは表現しないだろう。

やっぱサイコだわ。夏生くん。

 

袋とじについて

最終話記念サービスとして、今週のマガジンにはドメカノの袋とじが付いていました。

瑠衣ver.と陽菜ver.の2作品がくっついており、どちらの推しも楽しめる仕様になっています。

MEMORIES WITH RUI

夏生が瑠衣のためにニューヨークまで行った時の夜の出来事ですね。瑠衣とのS○Xがすんごいなまめかしく描かれています。良い。

 

DAYS WITH HINA

これは瑠衣が夏生とのメリハリをつけるためにハルカを連れて1週間家を空け、その間に夏生と陽菜がSE○しちゃう話ですね。はい。

 

 

 

いやいやいやいやいやなんだこれ???

 

袋とじは基本的にえっちぃのを楽しむものであって、あまり本編とはつなげて考えるべきではないと思うのだけど、これはやばいでしょ。

 

MEMORIES WITH RUIはすごい良かったと思うよ?話的にも分かるしえっちかったし。でもさ、DAYS WITH HINAこれ要ります????

 

なんだよこれ!夏生がただただキンモイだけじゃん!!何で陽菜と○EXした???分からん分からん流石先生の恋愛観が分からないよ...。えっちなの描きたいなら陽菜と夏生が付き合ってた時のとかでいいじゃん…。ハルカとかほったらかしかよ...。

 ということで、作品とは完全に切り離して袋とじを楽しむことができるよ僕!って人は今週(28号)のマガジン買って読んだ方がいいんじゃないでしょうか...。自分はもういいや...。

 

おわりに

せめて急に夏生が最終話にしてホモに目覚めてマスターendとかならまだ許せた。大いに笑ったと思う。

 

まぁなにはともあれ流石先生お疲れさまでした。また是非マガジンに帰ってきてください。

 

 

最後に、こんな稚拙な文章に最後まで付き合ってくださりありがとうございました。

批判反論ファンレターなどいつでも受け付けております。

それでは。

 

 

このブログについて

皆様初めまして。☆KRB48☆と申します。

 

突然ですが、皆さんには好きな漫画雑誌がありますか?

ジャンプ、マガジン、サンデー、、、。世の中には数多くの漫画雑誌が出回っていますが、私はその中でもマガジンが好きです。

律義に毎週買い続けてきたマガジンですが、作品についての感想などを共有したいと3年ほど経ってからふと思い、このブログを立ち上げた次第でございます。

(あくまで個人的な意見になると思いますので、批判や反論など常時受け付けております!)

 

ほんのすこーーーしでも読んでみようかなと思ってくだされば、と思います!

これからどうぞよろしくお願いします。